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  • 執筆者の写真calmato

夏のテント

田舎暮らしでは毎日がキャンプのような生活でした。井戸で水を汲み、薪でお風呂を沸かし、蛇を横目に、家になった野菜や秋の味覚を楽しむ。しかし、こんな生活でも、家でテントを張れば特別な日。そうキャンプが楽しめるのです。

ある夏の日、この日はテントを引っ張り出して、父親の仕事場の隣に設置。父親に教えられながら、昔、海で張った時のことを思い出しながら、弟とテントを張ります。テントが張れたら、家から寝袋やおもちゃ、懐中電灯や蚊取り線香を持ってきます。そうしている内に、友達が自転車でやってきました。日が暮れる前に、料理の準備です。この日は、特別に地元で買った和牛の焼肉。家でとれた無農薬野菜とともにバーベキューです!みんなで焼きながら、焼肉のタレを回しながら、自分たちで作った無農薬米とともにいただきます。夕方になるとセミの声もヒグラシに変わってきます。ランプをともし、火に薪をくべながら、みんなで食べます。さて食べ終わるころに、母親がデザートのスイカを持ってきました。冷たく美味しいスイカです。そうして、お腹もいっぱいになったら、いつの間にか鈴虫の鳴く夜になっています。食べた後の片づけをして、次は花火大会のスタートです。家の前に水のバケツを置き、買ってきた色々な花火をみんなで試します。軽い打ち上げ花火やくるくる回る花火。犬は怖いのか、家の近くに座ってじっと見ています。最後は線香花火。誰が一番長く持てるかな。最後の一つの火の玉が消えたら、みんなでテントに向かいます。テントの中では、弟、友人とでトランプ大会。遠くで祭りの練習なのか太鼓のお囃子が聴こえます。夜も眠くなるまで遊んだのでした。











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