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  • 執筆者の写真calmato

蛇の取り扱い方

実家には蛇が出ます。とはいうものの、家の中に入ってくることはなかったと思います。家の土間に一度出たことがありますが、蛇除けの粉をまいておさまったと思います。さて、この蛇ですが、噛まれると毒があるので注意しなければなりません。冬場は冬眠していますが、春から夏にかけてはよく出ます。庭先を徘徊していることもあります。飼っていた鶏も何匹か犠牲になったことがありました。飼っていた犬が時々、戦ってくれていたのですが、その時は父親も応戦し、長い竹棒で遠くに投げていました。仲間が来るらしいので殺すことはしなかったです。たいていは危害を与えなければ、蛇は逃げていきます。

さて、小学校に行く通学路だったあの自然道を歩く時も蛇を踏んで噛まれると危ないので、親からその対処方法について教えてもらいながら、はじめの内は、親と一緒に自然道を歩いて送ってもらった記憶があります。その対処法ですが、長い竹棒をもって、前の道を叩きながら歩くのです。もし蛇がいれば、逃げていきます。ですので、家の玄関の前や自然道の終点には必ず長い竹棒を数本おいていました。もう一つ前の道を竹棒で叩く意味がありました。それは大きな蜘蛛の巣が時々あるので、それを取りながら、前に進むためです。季節にもよりますが、一晩で蜘蛛は頑張って蜘蛛の巣を張ってしまうのです。ですので、竹棒で道を叩くときは少し大振りで叩きながら歩きます。そんな風に自然道を歩くのも小学校、中学校の合計9年間は続けてました。この9年間で、竹棒が役に立ったのか、自然道で蛇を目で見たことはなかったです。竹棒でたたいた時に、ササさっと音がしたような時は何回かありますが、蛇だったのか気のせいなのかはよくわかりません。ちなみに家族が蛇に噛まれたこともなかったです。

蛇で困ったことは小学生の頃、自転車で出かけていて自然道ではない道をもうすぐで家につこうかという時に、大きな蛇が道の真ん中にいた時のことです。この時は、その大きさと対処の方法に本当に困りました。早く帰りたいのに蛇のせいで前に進めません。回り道をするにも、ちょっと時間がかかりすぎます。そして、その大きさから竹棒なんかで追いやれる感じはしなかったですし、ちょっと木の枝なんかを投げてみましたが、動く様子はありません。しばらく、15分ぐらいかその蛇とにらめっこしてました。その時、ちょうど17時を知らせる町のサイレンがなったころだったと思います。突然、何か思い出したのか、蛇はササっと横の山に行ってしまいました。蛇よさらば。喜んで家に帰ることができ、遅くなった理由を母親に話したのでした。




帰省中に目撃した、ビワの木の穴から突如現れた蛇



竹棒を持った私





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