美しき水
- calmato
- 2021年9月1日
- 読了時間: 2分
家では近くの田んぼを借りて無農薬でお米を作っていました。夏は草刈りが必要なので軽トラの荷台に弟と乗って、田んぼまで父や母についてよく行きました。家から1kmも離れていなかったと思いますが、実家のある山を下り、舗装されていないでこぼこした農道を走って別の山に向かいます。ちゃんとつかまってないと危ないのですが、その後、さらに曲がりくねって急な山道を四駆を駆使して山を登るので、さらに荷台に乗る過酷さは増しました。上流で農薬を使っていては真の無農薬米は作れないという父のフェロソフィーから少し山の奥にあるこの田んぼを選んで借りてました。
田んぼには水が必要ですが、ここには山から流れてくる水をホースで引き込みお米を育てていました。その水は田んぼのわきで少し坂になっていて岩が削られたようなところの上流からホースで引いてます。その場所にも山から水が流れていて、夏場は絶好の遊び場でした。母が田んぼの草刈りをしている間、この場所でよく弟と遊びました。
流れている水は多くはなく、頭上には木々が生い茂っているので陰になっています。その坂で水を浴びながら横になったり、座ったり、登ったり、降りたりしながら遊ぶのです。岩の隙間や石の裏側にはサワガニがいます。タニシとい貝もたくさん見つけることができます。弟とは上流側から丸い小さい石やなんかを転がす道を作ったりして遊んでいました。少し下流は水たまりのようになっていてメダカのような小さな魚もいます。とにかく水がキラキラしていて、冷たくて、楽しかったですね。本当にこの場所の水と美しい自然のことが忘れられず、今でもその時のことをよく覚えています。田舎暮らしならではのよい思い出ですね。


Jackson Browneの曲はよく実家で流れていました。その記憶から一曲。Late for the Sky。
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